30年以上の鉄鋼・紙パルプ・化学プラント など様々な現場で、今までLB470レベル計を組合せて実現していたシステムを一体化し、必要に応じて機能を使えるようにしました。
(1)ガス特性補正:
ベッセル内部で液面の上の気相密度が変化したり、含まれる微粉の割合が変化したりすると、レベル測定の誤差が発生します。「ガス特性補正(Gas Property Compensation)」を使用することで、正確な測定が可能になります。 補正するには、液面の上にガス密度測定用の検出器が必要になります。
(2)付着物補正:
ベッセル内部に製品が付着すると、レベル測定の誤差が発生します。「付着物補正機能(Product Buildup Compensation)」を使用することで、正確な測定が可能になります。 補正するには、液面が下がりきったときに付着物の計測を開始させるためのレベルスイッチが必要になります。
(3)デュアル検量線:
大きく異なる2つのプロセス段階(例えば、残油熱分解プロセスの通常段階と停止段階)で、1つの検量線では正確な測定が難しい場合があります。この場合、「デュアル検量線機能」を使用することで、各プロセスに応じた正確なレベル測定が可能です。各々の検量線から得られたレベル値を、増設した電流出力モジュールを用いて、同時に出力することができます。
また、補正前と補正後のレベル出力を同時に出力することもできます。
(4)シングルレベルとトータルレベルの出力
LB470シリーズ同様、複数の棒状検出器を使用した場合に、合成したレベル値の出力が可能です。また、各々の検出器から求まるシングルレベル値を出力することもできます。
(5) 既存のLB4700シリーズ、LB480の検出器を使用することが可能です。
全機種標準採用:
自己診断、
壊変数動補正、
ディテクター温度監視、
プラトー自動校正、
時定数 自動瞬時切替(運転時選択)、
干渉放射線防止機能