LB350シリーズ
中性子水分計
世界中の製鉄所や建設現場で、長年の運用実績と改良を重ねてきました。
鉄鋼・ガラス・建設など様々な現場で、アプリケーションで、信頼される水分計として培われた30年以上の経験を標準化しました。
【計測原理と特徴】
- 速中性子が、水素原子(水分)と衝突した際に生じる熱中性子を、熱中性子に感度の高い3He 計数管により正確に計測できます。
※ 旧型のBF3 計数管は、感度を上げにくく干渉ガンマ線の影響を受けやすいので測定が安定しません。 - 測定対象物の色・温度・塩分・pH・粉塵などに起因する外乱の影響を受けない上に、計測範囲が広いので計測値が大変安定しています。
※ 水分の分布は一様でないので、狭い計測エリアでは代表性に問題があります。 - 耐磨耗性を考慮したセンサーもラインアップしています。
- 241Am/Be線源(半減期433 年)を採用しているので、煩わしい線源交換は必要ありません。
252Cfを用いた中性子線源は、半減期も2.7年と大変短く頻繁に線源交換が必要です。 - 水分以外の水素原子を多く含む材料、例えば有機物などの水分計測には適用できません。また計測エリアは、半径50cm程度の半球になります。計測エリアの充填量が少ない、あるいは常に変動するプロセスには不向きです。上記に該当する場合は、汎用性の高いマイクロ波式をご検討ください。
- ご使用にあたっては、放射線機器の使用許可申請が必要です。