分析計でもある程度の前処理を行う事ができますが、 分析計に取り込む前のサンプリングラインに前処理装置を設け、分析計と連動させる事で自動化・保守の容易さが向上します。(貴社の標準プロセスに沿って自動化を行います。)
代表的な前処理としては、以下の工程があります。
◆ サンプリングライン自動切換え
サンプリングライン毎に前処理が異なる場合、サンプルの取込を自動切替します。
◆ 減圧処理
サンプリングラインの圧力が高い場合、減圧弁を介してサンプリングを行います。
◆ 冷却処理
サンプリングライン中の液温が高い場合、冷却処理により減温させます。
◆ 固液分離・溶解
サンプリング液中に固形分(<20μ)が存在していると、分析計側のバルブ、ポンプ等が故障する懸念がありますので、固形分除去を行います。
< 沈降処理 >
一定時間、沈降容器にサンプリング液を取込み、固形分を沈降させた後で、上澄み液を取込ます。
< フィルター処理 >
固形分の粒径に合わせてフィルターを設け、固形分除去を行います。 処理後に自動逆洗を行います。
< 加熱処理 >
サンプリング液を加熱・攪拌します。(温度設定、攪拌時間等は任意設定)
◆ 攪拌処理
主に、加熱・冷却時にスターラによる攪拌を行います。
◆ その他の前処理例
< ホモジナイズ >
前処理工程に超音波ホモジナイザーを組込みます。
< UV処理 >
前処理工程にUVダイジェスターを組込み有機物分解を行います。
< エアレーション >
サンプル液を一定時間バブリングします。
< 洗浄 切替 >
水洗浄、純水洗浄、薬液洗浄 等、保守工程を自動化します。
◆ 分析計連動タッチパネル制御盤
必要な前処理を自動化し、分析計と連動制御するタッチパネル式制御盤(日本語対応)もご提供しております。
お気軽にご相談ください。